Wednesday, February 01, 2006

天皇の制度の終わりの始まり

男系維持派は皇統の女系移行を左翼の陰謀だとしている。天皇制廃止の陰謀であると。しかし左翼は、女系移行は天皇制を永続化するものだとして、強く反対している。左翼は皇男子が絶えた時点で、天皇制は終わりだと見ている。男系維持にこだわりすぎることは、左翼を助けることにつながるだろう。皇統が男子によってのみ受け継がれるものであるならば、その時点で男系維持派のいう天皇の制度は終わりにしなければならなくなる。

男系維持派は未来の保守派のことを考えていないようである。愚かしいことである。将来のために、今からリソースを用意しておくべきである。結論の先送りは、男子が絶えた後の女系移行をとても困難にしてしまうだけある。終わりにするのであるならばまったく構わないが。

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